遅ればせながらニューヨーク
昨年はニューヨークに2度も行けるという機会に恵まれました。
最近は何となく海外公演と聞いても普通にこなしている自分がいましたけど、
僕の人生の歴史に、実際に起こった出来事として冷静に考えてみると、
確かにこれは凄いことなんだろうと思えてきたんです。
宮古島の「レストランのむら」で生まれて初めてライブをしたとき、
当時PAを担当してくれた島の先輩が、ライブが終わった後に、
「ん〜 ...」 と、
何かを言いたいけど言いにくそうにひとしきり唸ったあとで、
「ギターも歌ももっと練習した方がいいね」と、
あらゆるダメだしを押し殺して笑いながら言ってくれたことを、
今も忘れられずにいるのです。
そんな僕がニューヨークでライブをすることになろうとは、
そのとき誰が想像できたでしょう?
事実は小説よりも奇なり!
しかし終わってみると、意外にもそんなものかという感覚もあります。
偉そうに言うわけではないですけど、
宮古も東京もニューヨークも、
聴いているのは同じ人間ということでしょうね。
これからも、場所はどこであれ、同じ気持ちで
同じ歌を届けていこうと思います。