イン宮古島

下地イサム

イン宮古島

今日は実家におります。久松漁港から海辺の道をジョギングしました。

ああ、夏の海風が気持ちいい!すぐ近くに見える無人島は幼い頃から憧れの場所。人が居ないからこそ何も変わらない景色を保っているという事実が、何か大切な示唆を与えてくれている気がする。そこに行きたいと思わせるのに、何者をも寄せ付けないオーラを放っている。そう、近くて遠い場所。だから憧れる。
子供のころ毎日泳いでいた浜を見れば、潮水に浸かった時の感触を肌が思い出す。このデジャヴのような感覚だけは今も変わらない。
ジョギングの息切れが筋肉の乳酸を少しずつ招いて、僕はだんだんといい気持ちになっていく。どこを走ってもいつも通り独りを感じるこの時間が悪くない。
でもこの場所だけは格別かな。